コハレLABOとは

私たち「特定非営利活動法人コハレLABO」は、地域の人々がみんなで子育てに参加する、次世代を担う心豊かな人づくりと持続可能なまちづくりを進めます。

 そのために、子ども・子育て世帯の誰もが孤立せず地域社会と関われるような、一人ひとりが尊重され存在価値を実感できるような温かな「居場所」を提供し、コミュニティの中心的役割を担うことを目指し、活動しています。

 これからもコハレLABOは、常設のカフェ(ハレカフェ)の運営を中心に、子どもが一人でも安心してごはんが食べられる子ども食堂(ハレカフェナイト)や、子育てママパパが参加して子どもと一緒に体験しながら子育て家族同士が対話できる親子ワークショップなど、引き続き継続的に開催していきます。

 そして、次世代を担う学生など若者達の「やりたい」を応援し心豊かな人づくりを進めて参ります。

 そして、公的機関や関連団体、個人・企業との協働事業や、ボランティアで社会貢献したい人が参加しやすい開かれた場をより一層創出できるよう、力を合わせて取り組んでまいります。

 

 

ビジョン(私たちの目指す未来の姿)

 「子育てをみんなの力で!子どもたちの笑顔あふれるまちづくり」

 

ミッション(私たちの役割)

 「次世代を担う心豊かな人づくりのために、子ども・子育て世帯、次世代を担う全ての人が尊重され、孤立せず地域社会と関われ、そこにいる価値を実感できる、コミュニティハブ的な、あたたかな居場所※をつくります」

 

大切にしたいこと(行動指針)

 「スマイル」→子ども食堂を拠点とする食の支援・地域の居場所づくり

 「ラブ」→地域のみんなと一緒に楽しく子どもを育てる

 「エコ」→食育を通じて次世代につなぐ持続可能なまちづくり

※「居場所」とは心理学的概念として、個人的居場所と社会的居場所のどちらも対象とします。

個人的居場所…他者との関わりから離れられる場所。一人になりたい時に、ひとりになれる、物事に熱中できる

社会的居場所…他者との関りを持つことで自分を確認できる場所。弱みを見せられる、自分のアイデンティティ(性的思考、出自、信仰)が認められる、他人の支配からの自由がある、求められる感覚がある、物理的な場所とは限らず、人間関係が基盤となる

 

 

 いま、子育てが孤立しています

 昭和時代では当たり前だった子どもが遊べる空き地、駄菓子屋、銭湯、商店街などの風景は今日では様変わりし、子どもが寄り道をしたり、買い食いをしたり、大人の働く姿を目にする機会は少なくなってしまいました。子ども会主催のイベントなど、子どもと大人が一緒に参加する地域活動も減少しています。

 また経済的・社会的な不平等が拡がり、日本では7人に1人もの子どもが貧困状態であることがわかりました(2018年厚生労働省調べ)。

 少子高齢化、核家族化が進み、ワンオペ育児や子どもひとりぼっちの食事(孤食)が増え、子ども同士や子育て家族同士が交流する機会も減少しています。

 特に今、新型コロナウィルス感染症が蔓延している現状においては、子育て中の人と社会の接点が少なく、孤立しやすい状況にあることが懸念されます。

 このような現状が、日本の未来を担う大切な子どもたちの心身の発達に重大な影響を及ぼすことが懸念され、自殺の低年齢化や児童虐待など悲惨な事件との関連性も推察されます。

 

 子どもたちの笑顔あふれる未来

目指す未来、子育て、まちは、つぎのような姿だと考えます。

・地域のコミュニティとして子育て家族を支援するまち

・子どものことを本気で考える大人がいて、子どもが一人でも安心して行ける場所があるまち

・子どもや子育て家族が息抜きできる居場所があるまち

 

 

めざす役割 〜次世代を担う心豊かな人づくり〜

 子どもは、地域の中で人間関係を広げていく中で「豊かな心」「社会性」「多様性」などを身に付けていくものです。

 そのためコハレLABOのめざす役割を次のように考えます。

(地域での子育て)

・子育てを孤立させないため、子どもや子育て世帯の行きたい「居場所」となり地域で子育てする役割。子どもが親子関係だけでは味わえない、子どもであっても「一人の人間として扱ってもらえる」実感、喜び、責任感を感じる場となる。

(社会体験)

・教育は学校の外にも必要。例えばお金の支払い体験ができるなど子どもにとって社会体験学習の場になる。

(他者の価値観を認識)

・親や親戚以外の多くの大人から愛され大切にされる感覚を体験できる場所としての役割。

・他者の価値観を尊重できる社会性を学べる場所としての役割。例えば他人との距離感や人の気持ちを受け止める、一つのおもちゃをめぐって年上、年下との関係性を実感するなど。

(好奇心を育てる)

・大人の価値観を押し付けるのではなく、子ども達の「やりたい」を尊重し、最低限の安全確保をしながら好奇心を育てる役割。

 

目指す未来に向かって

 私たちコハレLABOは、子ども・子育て世帯の誰もが孤立せずに社会と関われる「居場所」を提供し、子どもや子育てをめぐり人々が信頼関係で結ばれるまちづくりを進めて行くために、次の3つのことを大切に進めてまいります。

①「スマイル」→子ども食堂を拠点とする食の支援・地域の居場所づくり

ハレカフェでの子ども食堂を継続することで、子どもたちが地域の大人と一緒にあたたかな食卓を囲めるまちを目指します。また地域を超えた各地の子ども食堂と連携し支え合うことでまちづくりを広げていきます。

②「ラブ」→地域のみんなと一緒に楽しく子どもを育てる

 個人のボランティア、行政、企業、団体等が手を携え社会貢献するための取りまとめ役となり、みんなで子どもたちを包みこむ、愛情あふれるまちを目指します。

③「エコ」→食育を通じて次世代につなぐ持続可能なまちづくり

 「子ども食堂」など各事業で食育に取り組みます。農水産物や食料品の地産地消や、食の循環から考えるエコリサイクルなど、食育を通じて持続可能なまちづくりを次世代につなぎます。

 

コハレLABOが実施する事業

子ども・子育て世帯、次世代を担う人のために行う事業は以下のとおりです

①ダイバーシティを大切にした居場所づくり事業

・ハレカフェ運営

・ハレカフェナイト(子ども食堂)

・ハレカフェのオレンジカフェ(認知症カフェ) など

②活躍チャレンジ応援事業

・親子ワークショップ

・物販、委託販売

・レンタルスペース など

③つなげる・つながるまちづくり事業

・町内会や商店街内の他店舗と連携した賑わいの再生 など

④情報発信・提供事業 など