夏祭りが生み出す地域の輪

こんにちは!ボランティアスタッフの聖矢です!

7/29.30日に、ハレカフェから徒歩10分ほどのところにあるみなと中央公園にて、「ひがしなや夏祭り」という夏祭りが開催され、そこにコハレLABOも出店をさせていただきました!

コハレLABOが「ひがしなや夏祭り」に出店をさせて頂いたのは今回が初めて。

主催者の湊町第5自治会様から、湊町の子どもたちが日ごろからハレカフェにお世話になっているからぜひ夏祭りに参加してほしいと、今回の出店のお声掛けを頂いたと聞いています。
当日は、「カレーライス」、「フレンチトースト」、「アイスコーヒー」、「チューチューアイス」、味の素様の実証実験として販売させていただいている「プチフール」の販売、使われていない食材を必要な家庭へと届ける「フードドライブ」などを行いました。

二日間ともとても暑い中でしたが、夏祭りが始まる前の朝早くの時間帯からのテントを立てたり、ポップを張り付けるなどのブースの作成に始まり、フレンチトーストを焼いたり、カレーライスを盛り付けたりなどの調理、夏祭りが終わってからの夜遅くの時間帯の片付けまで、中学生や高校生から社会人の方まで様々な世代の方がボランティアスタッフとして参加してくださり、いつもハレカフェのお客さんとして来てくださる方やハレカフェナイト(子ども食堂)に参加してくださるご家族をはじめ、たくさんの地域の方にコハレLABOの出店を楽しんでいただくことが出来ました!

また、ひがしなや夏祭り全体では、湊町第5自治会の方々の夏祭りを盛り上げたいという意気込みや想いがかき氷や焼きそばなどの屋台、船橋の郷土芸能の「ばか面踊り」などたくさんの催しとして形に現れており、2日間を通してたくさんの方が夏祭りに足を運んでくださっていました!

 ひがしなや夏祭りでのコハレLABOの出店には、僕を含め普段からハレカフェナイト(子ども食堂)のボランティアスタッフとして継続的に参加してくださっている方がたくさんボランティアスタッフとして参加してくださりました。ハレカフェナイトのボランティアには、いつも中学生や高校生からお仕事を引退された方まで多世代が参加してくださるのですが、最近は特に、継続的にボランティアに参加してくださっている中学生や高校生が増えてきています。

中学生や高校生の頃に自分のことしか考えていなかった僕にとっては、中学生や高校生からボランティアをするなんてとてもすごいなといつも感じているのですが、ハレカフェナイトのボランティアに継続的に参加している中高生が参加している理由の大半は「楽しいから」。彼らにとっては学校や塾、習い事から離れられる「息抜きの場」になっており、僕自身から見て、中学生や高校生は、素の自分を出せることや、その素の自分が同年代の友達であったり、少し上の世代の人から認められるということが楽しいにつながっているのではないかと思います。

今回のひがしなや夏祭りでも、ボランティアに参加してくださった中学生や高校生は夏祭りを「息抜きの場」として、浴衣を着たり、他の屋台のものを買いに行ったりと夏祭りを存分に楽しみながらも、来てくれた人に声をかけたり、砂埃が舞わないように水をまいたりと自分にできることを考えて頑張ってくださっていました。

また、ひがしなや夏祭りの1日目には、お客さんとして来てくれていた中学生が、次の日には一緒になってコハレLABOの出店に参加してくれるなんてこともありました。そんな中学生や高校生のボランティアスタッフの頑張り、フレンチトーストの焼き加減や、トッピングの量など食べる人のことを考え細かいところまで意識を向けて行動する大学生ボランティアスタッフの方の頑張り、みんなが安全に調理や提供ができるようにと少し離れたところで見守る社会人ボランティアスタッフの方の頑張りなど、一人一人が自分のできることを通して、コハレLABOのブースを作ってくださっていました。

 また気づけば、1日目、2日目と時間が経つにつれ、主催の湊町第5自治会の方々も、コハレLABOやキッチンカーの方など夏祭りの出店に関わった人も、夏祭りにお客さんとして参加してくださった方たちも、それぞれの立場関係なく、みんなで一つの輪になってお祭りを楽しんでいるような光景を見ることが出来ました。

 この光景は、お母さんやお父さんだけでなく、地域みんなで子どもの成長を見守るような、また子どもの元気な姿、成長した姿に僕たちボランティアスタッフも元気をもらえたり、自分自身に対しても成長を実感できるような、そんないつものハレカフェナイト(子ども食堂)のときに見られる光景と同じではないかと感じましたし、ひがしなや夏祭りでは、よりたくさんの人が参加していたこともあり、より大きく一つの輪が作り上げられているように感じました。

  

今回のひがしなや夏祭りで感じたような、年齢とか立場とかによる何かをしてもらう側、何かをしてあげる側のような一方通行な人との関わりではなく、一人ひとりが自分自身のできることで、誰かを支えられるような、誰かのできることで、自分自身も支えてもらっているようなそんな人とのつながりや地域の輪が増えていったら、一人一人が自分自身の価値を感じられて、お互いに助け合っていける社会になるのかななんてことを僕自身は考えました。

 ひがしなや夏祭りが終わってから早くも1か月が過ぎ、気づけば9月。あっという間の夏でしたが、2日間のひがしなや夏祭りの楽しい時間や体験が、参加されたみんなにとっての夏の思い出になったのではないでしょうか?

また来年の夏も、コハレLABOが地域の夏祭りに出店し、みんなで楽しい夏祭りを作ることが出来たらいいなと思います。