フードドライブはじめます
2月25日(土)10:30〜18:00 @ハレカフェ店頭にて
2月26日(日)13:00〜15:00 @浜町公民館にて(当日、公民館祭り「わんぱくフェス」にてブース出店してます)
食品の寄付にご協力ください。
集まった食品は「子ども食堂」で有効活用して、みなさまのお気持ちを届けます。
詳しくは こちら を御覧ください。
(以下、企画担当者のしゅうとさんからもコメントです)
みなさんこんにちは。学生ボランティアのしゅうとです。
この度、コハレLABOという場を借りて僕がずっと関心のあったフードロスに関するプロジェクト、
名付けて「おもい♡つなぐ」プロジェクトを始動したいと考えています。
少し長くはなりますが、僕が今回このようなプロジェクトを考えたきっかけや、このプロジェクトを通して何をしたいのかについてみなさんに少しでもお伝えできればと思い、この場を借りて発信させていただきます。
(1) 立ち上げのきっかけ
最近「サステナブル」(持続可能性)という言葉や「SDGs」という言葉をよく聞くようになり、個人単位で社会のために動く必要性について考える機会が多くなってきました。
それに伴い「フードロス」と呼ばれる、本来は食べられる食材を廃棄する動きを問題視するような動きが私たちの生活だけでなく、企業にも求められるようになっています。
ただそうは言っても、生活をする上でどうしても食べきれないなどの理由で廃棄してしまう食材や、スーパーや飲食店などからもフードロスが発生してしまうのが現実であり、僕はそうした現実に胸を痛めてきました。
そもそも僕がフードロスに関心を持ったのは、小学校の頃に好き嫌いが激しく(それも食べず嫌い)多くの給食を残してきたことが背景にあります。
ただあの頃のように食べず嫌いで好きなものだけ食べ、多くの給食を残していたのはとんでもない贅沢なことであったと大人になり少しずつ社会の問題に目を向けるなかで気づかされました。
そこで目にしたのが「フードドライブ」といった動きです。
これは簡単にいうと各家庭にある未利用食品などを募って、必要としてくれる人や家庭に届けるといった動きです。
皆さんもスーパーや近所で未利用食品を回収する箱が置いてあるのを、見かけた経験があるのではないでしょうか。
ただ、そうした活動についてマスターをはじめ多くの人と話し合うなかで、僕は店頭などに箱が置いてあるのは味気ない、そしてどこか無機質なもののように感じました。
そして何よりも、そうして募った食材やモノ(不要になった服や靴、傘などを回収する企業さんも存在します)が結局どのように活用されるのかがいまいちぴんと来ない、渡して満足のような一方通行のように感じました。
特に不要になった衣料品を集めて発展途上国に送る、といった活動も目にするようになりましたが、私たちは届けるといった名目で届け先の発展途上国を「世界のごみ箱」にしてしまっている、と指摘している人もいます。
そうした指摘を受けて、もっと食材などを渡す時に「おもい」(思い)が見え、そして顔の見える関係でおもいを受け取り、それを誰かに「つなぐ」ことができたらいいよね、と「おもい♡つなぐ」プロジェクトを立ち上げました。
現在も船橋市内の子ども食堂に様々なおもいを届けてくださっている一般の方や企業さんがいらっしゃいますが、そうしたおもいを上手く発信できていないことが課題であると考えています。
そのため、このプロジェクトを通して多くのそうした「おもい」をもっと見える化していくことを目指します。
(2) このプロジェクトを通して実現したいこと
このプロジェクトを通して実現したいことは主に三つあります。
①フードロスを解消すること(なくそう)
農林水産省によると「家庭系食品ロス」の量は284万トンになるといいます。数字を言われても具体的なイメージが浮かばないとは思いますが、これがとてつもない量の廃棄量だというのを感じるのではないでしょうか。こうした各家庭から出る食品廃棄を少しでも少なくするための足掛かりとして今回のプロジェクトがあります。また、ゆくゆくは船橋市内の子ども食堂と近隣のスーパーなどが密に連携できれば好循環が生まれるのではないかと考えています。
②モノだけでなく、人とのつながりを生みだすきっかけの場を生み出すこと(つなごう)
フリマアプリ等の登場により、比較的モノのやり取りをすることは可能になってきました。ただ、やはりそうしたモノのやり取りは顔の見えない、非対面の温かみのないものに感じませんか。今回のプロジェクトでは、直接顔の見える関係の下、食品などをお預かりすることで、人と人とのつながりや温かみを提供できるような場を目指しています。
③コハレLABOのビジョン「子育てをみんなの力で!」の雰囲気作り(とどけよう)
これまで「ロス」といった言葉を使ってきましたが、今回のプロジェクトでは「おもい」という部分も大切であるため、ロス(廃棄)になるようなものばかりを募るわけではありません。新品のものを購入し、そこにおもいを乗せて届けてくださっても大歓迎です。悲痛な現状を訴える子育て世帯の声が新聞やSNSには溢れており、子育てを各家庭の責任に押し込める日本の風潮などから、子育てに厳しい状況であることに気づかされます。そうした現状に対して私たちのビジョンに共感してくれる人がいるのであれば、是非そうしたおもいと一緒にこのプロジェクトを応援していただき、地域のちから・みんなで子育てを応援するような雰囲気作りを一緒にしてくださると嬉しいです。
長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
堅苦しい文章でまとめましたが、皆さんのおもいを受け取る当日はコハレLABOの頼もしいボランティアの皆さんの力を借りながら楽しくワイワイやることを目指しておりますので、このプロジェクトに興味をもってくださいますと嬉しいです。